40代、人生の再起動。 その最大の壁として立ちはだかっていた「100万円の借金」が、ついにゼロになった。
この100万円は、遊びでこしらえた金じゃない。 数年前、コロナ禍の直撃を受けて大赤字に陥った共同事業。その継続のために、責任を持って出資した「覚悟」の100万円だった。
1. 5年間、60回の忍耐
利用したのは、「ろ〇〇ん」のさわやか融資ローン。 東京都が利子を補填してくれる制度があったことは、当時どん底にいた俺にとって唯一の救いだった。
それでも、毎月1.7万円を返し続ける生活は決して楽ではなかった。 世の中が止まり、先行きの見えない不安の中で、60回という果てしないカウントダウンを刻み続けた。 銀行口座から17,000円が引き落とされるたびに、自分の「責任」の重さを噛み締めた。
2. 「負債」から「自由」へ
そして迎えた、最後の引き落とし日。 通帳に記帳された数字が、ついにゼロになった瞬間。 派手な感動があるかと思っていたが、実際にはただ、深く、静かな溜息が出た。
「終わったんだ。」
この5年間、俺を縛り付けていた精神的な重石が、すっと消えていく感覚。 共同事業への責任も、金利への不安も、すべて過去になった。 マイナスがゼロになることが、これほどまでに清々しく、体を軽くさせるものだとは知らなかった。
3. この「余白」を、何に使うか
借金を完済したことで、毎月1.7万円という「余白」が生まれた。 これまでは「返済」のために消えていたこの金が、これからは「自由な金」として手元に残る。
当時はまだ、後の資産運用のことなど頭になかった。 ただ、この1.7万円を次は何に使うべきか、ゆっくりと考えたいと思った。 自分への投資か、それとも新しい学びか。
「失う不安」から解放された今、俺は初めて、自分の意志で未来を選択する権利を手に入れたのだ。
40代男性の「再起動(saikidou)」第1章、これにて完結。 でも、物語はまだ終わらない。
この「ゼロ」から何を積み上げていくのか。 次なる「資産運用編」への胎動を感じながら、俺は新しい一歩を踏み出す。

「マイナスをゼロにしたとき、人は本当の意味で自由になれる。」 「ノイズが減れば、進むべき道がクリアに見えてくる。」



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